Eglinton River (イグリントンリバー) 

   
              
イグリントンの谷


2000m級の山々が谷を囲み、
開けた草原の中を自由に蛇行しながら流れるEglinton Riverは、
水の色もまたすばらしい。透き通った青い水が流れて、
ジンクリアーという表現もここの水の色を見ればうなずける。
日光が川に差し込むと川底の茶色い石を浮かび上がらせ、
「これで魚がいれば、丸見えだろう」とばかりに、川を見るだけで幸せになる。


        55pほどのブラウントラウト
   見落としてしまうような浅い流れに定位していた

01年12月25、26日Eglinton Riverを釣った。
East Branchという支流との合流点から上流を釣り歩いた。
(East Branchが濁りやすく、雨が降ると合流から下流は簡単に濁る)
川がすばらしいだけに魚に期待したものの、
釣れた魚は50〜60pのブラウンが3,4尾に、50pのニジマスが1尾のみだった。
ブラウンはどれも痩せ気味で「長い」といった体系。
流れの中で餌取りができないらしく、
どのブラウンも岸際やプールの尻に追いやられているような感じだった。
流れの中の魚を探していると、
足元からヒョロヒョロと逃げていくブラウンの姿を何度も見かけた。
岸際を注意してみていればそんな魚を見つけるのは難しくなく、
体を休ませている魚にフライを投げる行為に可愛そうな気持ちさえした。
それでもフライを投げ込んでしまう私も私で、口を開けてしまう魚も魚。
案の定ファイトは空しく、申し訳ない気持ちで流れに戻す。

南島全体をみて、下流に湖がある川はなんとなく魚のコンディジョンが良くない気がする。
産卵時期は湖から魚雷のような魚が川に入るけど、
産卵が終わると川に残るのは小さな魚と痩せた魚。
まれに湖育ちのビッグフィッシュが残っているときも歩けど、
そんな法則がある気がする。
単純に入った区間が悪かったのか、季節が悪かっただけかもしれない。
「70pのニジマスを釣った」といううわさも聞いているので、
天気がいい日にまた行こう。

02年3月4日Waimakariri Rより

 川は歩きやすくアクセスも容易     

Eglintonの谷には小さなスプリングクリーク
  がある。もちろん魚もいるけど・・・

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